BALMUDA という企業

2010年に自然の風という新しい扇風機のコンセプトを提示したBALMUDAが、今般は携帯電話に続いてスケジュールアプリを発表したとのことで早速使胃始めてみましたが、Google Scheduleがこんなに見やすくなるのかと関心しています。

 製造は外部委託ということで、Appleに代表される米国のビジネスモデルのデザイン型企業が日本にも登場し、著しい成長を図っているのは、ものづくりでの地位が揺らいでいるといわれる日本においては大変勇気づけられるものです。

 最近はアイリスオーヤマさんに代表されるように、家電は極力安いものが主流になっている昨今で、こうしたデザイン性にこだわった電化製品が、しかも長期の開発期間をかけてうみだされているというのも、いままでの発想とは大きくかけ離れていて、そのユニークさにうならされます。

 いまさら扇風機、というところから、今度はスマホにいくのか、というそのジャンプにも驚かされますが、その開発コンセプトをみるとこちらも非常に興味深い。通常のメーカーは企画書ベースから製品開発が始まるが、BALMUDAでは実際にプロトタイプをまず現物で創ってみてそこから製品開発が始まるという。

 最近はアジャイルがスクラム開発としてメジャーになってきていますし、テスラもこうした創っては試し、という迅速な開発方針が話題となっていますが、BALMUDAの開発の流れもこうしたスクラム的な発想を実際のTangibleなものづくりの世界に導入しているところにとても興味がわきます。それぞれの開発ストーリーにも実際のエンジニアやデザイナーの顔がみえるようです。

 まさに、ドラッカーの言う所の「顧客の創造」を地で行っている感じですが、日本のものづくりも、自分たちがこんな物がほしい、と思う発想から開発されることが出来るようになると一皮むける可能性がある様に思います。そして「成熟してしまっている」という市場にもテクノロジーとデザインの発想で新しい領域が開けるという希望をもたらしてくれます。

 私たちも自分たちのアイデアに制限をかけていないだろうか、ということをもう一度問うて逝きたい物です。