創立記念日
本日は創業105年目の創立記念日でした。昔は夕方からやって会社で宴会などをやっていたころもあったようですが、昨今はコロナもあり簡素なものになりました。
創業の話で私が好きなのは、ソニーが東京通信工業であったころ、布地にニクロム線を埋め込んで、「電気ザブトン」を打っていったという話。会社名も通信工業の名前をだせず「銀座ネッスル(熱する)商会」と名乗ったというのも面白いエピソードです。
今日は製薬大手のイーライリリーのエピソードを社内で紹介しました。お母さんの重病でもう「ミラクル(奇跡)」しか頼ることがない、という話を聞いた少女が、イーライリリー大佐の経営していた小さな薬局に「ミラクルをください」となけなしのお小遣いをもって尋ねてきたといいます。
イーライリリー氏は、その後こうした少女の思い出を実際の製品にするべく、製薬会社を立ち上げていったという、その創業精神、社会貢献精神がその原点にあることは心をうちます。
当社も、自分たちの実力や仕事の難易度により、お断りせざるをえないときもあります。経営としては実力も考えて運営しなくてはならないのですが、気持ちの上ではそうした期待に添えないときには、とても残念な気もちになります。
常に社会につながっていけるような仕事をしつづけることができるようにしていきたいと考えています。